2022/09/08
小学校では、先行学習から始まり「教科化」として英語を学習してきた子どもたちは、語彙数増や表現の難易度が格段にあがっている現実に向き合っています。
しかしながら、この現実を保護者は学校からの配布物等で理解することが難しいようです。
今回は、新学習指導要領に従った中学英語の評価に関して、お知らせします。
新学習指導要領に従った中学英語の評価に関して~ある自治体例~
◆中学英語の教科目標
- 外国語の音声や語彙、表現、言語の働きなどを理解し、言語活動による実際のコミュニケーションにおいて活用できる技能を身に付ける
- 画面・状況・目的に応じて日常的な話題や社会的な課題について情報や考えを理解したり伝え合うことができる力を養う。
- 外国語の背景にある文化に対する理解を深め、相手意識をもちながら主体的に外国語を用いてコミュニケーションを図ろうとする態度を養う
◆中学英語評価の3つの観点
①「知識・技能」②「思考・判断・表現」
③「主体的に学習に取り組む態度」
①知識・技能=
英語の音声や語彙・文法などの知識、言語活動を通して語彙や表現を運用できる技能
②思考・判断・表現=
聞いたり読んだりする情報を整理しながら考えを形成し、自分の考えや気持ちを伝え合う力
③主体的に学習に取り組む態度=
言語活動や課題への積極的な取り組み、協働し、推測したり聞き返したりして粘り強く
コミュニケーションを図ろうとする姿勢、課題を振り返り学習を調整する様子
①~③を評価の観点とし、具体的に成績として可視化されます。
また、追加として下記を学習活動で評価していきます。
・参加の様子、積極性
・学習課題への取組
・パフォーマンステスト(学習した内容を使ったスピーキングなどを実演するテスト)
・小テスト
・定期考査
◆英語の成績・評価
中学英語評価の3つの観点を数字化(1~5)し、総合的に「ABC」で評価
≪学習の記録の事例≫
観点別学習状況 評価 評定
「知識・技能」 A
「思考・判断・表現」 A 5
「主体的に学習に取り組む態度」 A
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2021年より始まった「大学入学共通テスト」は、今までのセンター試験と異なり、知識の理解の質を問う問題だけでなく、思考力、判断力、表現力等を発揮して解くことが求められることが重視されています。
センター試験では、豊富な知識があれば問題を解くことができましたが、「大学入学共通テスト」では、学んだ知識を組み合わせて、論理的・総合的に考えることが大変重要になっています。
このことは、大学入試だけではなく、高校入試においても、強く反映されると予測されます。
だからこそ、中学校はもちろん小学校の成績においても、知識と「思考力・判断力・表現力」は評価の重要な柱の一つとなっているのです。
ステップワールド英語スクールの教材・カリキュラムは、段階的に必要な能力を育む教材です。
●幼児・低学年教材で重視している、Show and Tell(学習した内容で自分のことを発表する活動)
●中・高学年教材教材で重視している、習ったことで自分の言いたいことを言うcommunication活動
●中学生教材で重視している、考えをまとめて発表するSpeech活動
教材を通して、英語の技能や知識に止まらない、自由な発想で、人間形成を育む、幅広い教育ができます。
9月に入ってもまだ暑い日が続いておりますので、どうかくれぐれもご自愛ください。