★大学入試における「英検」の重要度

一般財団法人 
日本ラーニング・ラボラトリー教育センター


★大学入試における「英検」の重要度

<2022 年 一般選抜>

受験生が利用した外部検定「受験生の 9 割近くが英検を利用」

旺文社では、昨年実施された2022 年一般選抜で英語の外部検定(外検)を利用した大学に対し、実際に受験生が利用した外検について調査をしました。
その結果、外検を利用した受験生の 88.4%が「英検」だったことが明らかになりました。

受験生が利用した外検(2022年一般選抜)


英検=88.4%

TEAP=8.0%
GTEC=2.5%
IELTS=0.7%
TOEFL=0.2%
ケンブリッジ=0.1%
TOEIC=0.1%
その他=0.0%

外検利用大学数(一般選抜)


2017年=110校
2018年=152校
2019年=187校
2020年=199校
2021年=234校

2022年=243校

各外検が入試で「利用可」とされている割合(2022年一般選抜)


英検=97%

GTEC CBT=94%
TEAP=88%
IELTS=82%
GTEC検定版=80%
TOEFL=80%
ケンブリッジ=70%
TEAP CBT=69%
TOEIC=68%

<2022年 一般選抜>今年も「英検一強」


受験生が利用した外部検定は、今年も「英検一強」となりました。

①検定料の安さ、②実施回数と試験会場の多さ(特に S-CBT
方式)、そして何よりも、③利用できる大学の多さ、などの点が「英検が強い」要因となっているようです。

2位はTEAPですが、これは上智大学の影響が大きいです。
上智大学は全学統一入試として「TEAP スコア利用方式」を行っており、TEAP(CBT 含む)が必須となります。この方式の志願者だけで5,000
人を超え、本調査での TEAP の数値に大きく影響しています。

3位はGTECです。
上の表のとおり、GTEC CBT は利用できる大学が多いのですが、高校生が受けているのは GTEC
検定版が中心と推測されます。検定版は利用できる大学が若干限られてきます。

上位3つの検定がいわゆる「国産の外検」。そのあとに海外の団体の外検が続きますが、割合としてはとても少なくなります。高校生にとっては検定料の高さがネックと思われます。

2025年の新課程入試へ向けて、外検を入試利用する大学は年々増加していくことが見込まれます。それに伴い、今後も高校生の外検受験はさらに浸透していくものと思われます。


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こうした現状を鑑みると、高校で2級・準1級取得を考えた場合、中学校では2級・準2級、小学校で3級取得を目標にしていくことが、英語学習において「大きなゆとり」となります。

外部検定を早期より取得することにより、中学・高校で他科目の学習にも集中でき、大学受験をより一層有利に進めることができることは言うまでもありません。

外部検定の中でも英検の位置づけは、このように極めて高く、保護者様に英語学習の早期必要性を促す上で、学習成果が目に見える「英検」は、重要なカギとなります。

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